ホームページ制作を依頼する前に準備するものは?必要な情報と流れ
「会社のホームページを作りたいけれど、何から準備すればいいのかわからない」
初めて制作会社に依頼する場合、そんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
会社概要や写真、掲載する文章など、ホームページ制作にはさまざまな情報が必要です。ただし、相談する前にすべてをそろえる必要はありません。
最初は、ホームページを作りたい理由や予算の希望など、わかる範囲で整理しておくだけでも制作会社との話を進められます。写真や詳しい原稿は、制作する内容が決まってから準備する方法もあります。
この記事では、ホームページ制作を依頼する前に考えておきたいことや、実際に必要になる情報・素材をわかりやすく紹介します。
相談から公開までの流れや、そのまま使える準備メモも掲載していますので、これから制作を検討する際にお役立てください。
ホームページ制作の準備は何から始める?
ホームページ制作の準備は、まず「何のために作りたいのか」を考えるところから始めましょう。
会社の情報を掲載したいのか、新しいお客様から問い合わせを増やしたいのか。それによって必要なページや制作内容が変わります。
そのうえで、予算や公開時期の希望を整理しておくと、制作会社にも相談しやすくなります。
必要な準備をタイミング別にまとめると、次のようになります。
| タイミング | 準備すること |
|---|---|
| 初回相談の前 | 制作目的・見てほしい人・予算・公開時期の希望 |
| 制作内容を決めるとき | 掲載したい情報・参考サイト・社内の確認担当者 |
| 制作が始まってから | 会社概要・事業内容・原稿・写真・ロゴなど |
| 公開する前 | 掲載内容の確認・問い合わせ機能の動作確認・更新方法の確認 |
これは一般的な進め方の一例で、実際の順番は制作会社やホームページの規模によって異なります。
たとえば、会社のパンフレットや写真がすでにあれば、最初の相談で見せても構いません。反対に、まだ素材が何もなくても、それだけで相談を諦める必要はないでしょう。
最初に必要なのは完成した企画書ではなく、現在の状況や希望を制作会社へ伝えることです。
ホームページ制作を依頼する前に決めておきたい4つのこと
制作会社に相談する前に、考えておくと役立つ項目は大きく4つあります。
すべてを細かく決定する必要はありません。社内で話し合える部分から整理し、判断できないことは相談時に確認する形でも大丈夫です。
ホームページを作る目的と見てほしい人
最初に考えたいのは、ホームページを作る理由です。
たとえば、次のような目的が考えられます。
- 会社名を検索した人に事業内容を知ってもらいたい
- 地元でサービスを探している人から問い合わせを増やしたい
- 求職者に仕事内容や会社の雰囲気を伝えたい
- 取引先に施工実績や取り扱い商品を紹介したい
目的が違えば、ホームページに載せる情報も変わります。
会社案内が目的なら、事業内容や所在地、連絡先などが中心になるでしょう。一方、採用を目的とするなら、仕事内容や職場の様子、募集要項なども必要です。
あわせて、誰に見てほしいのかも考えてみてください。
ただし、年齢や趣味、生活習慣まで設定した詳しい人物像を作る必要はありません。「地元の工事会社を探している人」「取引先の担当者」など、普段の言葉で説明できれば十分な出発点になります。
目的が複数ある場合は、今回の制作で何を優先したいかを考えておくと、限られた予算の中でも必要な内容を決めやすくなります。
制作にかけられる予算と公開したい時期
ホームページ制作に使える予算が決まっているなら、相談時に伝えましょう。
「できれば15万円前後に抑えたい」「30万円以内で考えている」など、おおよその希望で構いません。
予算がわかれば、制作会社もページ数や機能をどこまで含められるか検討しやすくなります。まだ相場がわからない場合は、無理に金額を決めず、希望する内容をもとに概算を聞く方法もあります。
また、公開したい時期があるなら、その理由も伝えておくとよいでしょう。
たとえば、新店舗の開業に合わせたい場合や、採用活動が始まる前に公開したい場合です。
ホームページの制作期間は、ページ数や必要な機能、写真・原稿の準備状況によって変わります。公開日が決まっている場合は、希望に間に合う制作内容を相談する必要があります。
なお、ホームページには制作費とは別に、ドメインやサーバーなどの維持費がかかる場合があります。予算を考える際は、公開後の費用も確認しておきましょう。
掲載したい内容と参考になるホームページ
次に、ホームページにどのような情報を載せたいかを考えてみましょう。
一般的な会社案内サイトなら、会社概要・事業内容・お問い合わせなどが候補になります。
建設会社であれば施工実績、飲食店であればメニュー、採用を行っている企業なら募集要項など、業種や目的に合わせて必要な情報を挙げてみてください。
この段階では、何ページに分けるかまで決めなくても構いません。掲載したい情報を伝えたうえで、ページ構成を制作会社と相談できます。
デザインに希望がある場合は、参考になるホームページを1〜3件ほど探しておくと便利です。
その際は、URLだけでなく「写真が見やすい」「落ち着いた色合いが好き」「サービスの説明がわかりやすい」など、気に入った理由も伝えましょう。
「おしゃれな感じにしたい」という言葉だけでは、人によって想像するデザインが異なります。具体例があると、完成イメージを共有しやすくなります。
もちろん、参考サイトが見つからなくても問題ありません。自社の事業やホームページの目的を伝え、デザインの方向性から相談することもできます。
社内の連絡窓口と最終確認する人
ホームページ制作では、依頼した後にも確認や判断が必要になる場面があります。
たとえば、デザイン案を確認したり、掲載する文章が正しいかチェックしたりする作業です。
そのため、制作会社との連絡窓口になる人と、最終的に内容を決定する人を決めておくと進行がスムーズになります。
小規模な会社なら、経営者自身が両方を担当しても構いません。従業員に窓口を任せる場合は、どこまで判断してよいかを共有しておくとよいでしょう。
特に、デザインやページ構成が決まった後に大幅な変更を希望すると、追加費用や納期の変更につながる場合があります。
重要な判断をする人が早い段階で内容を確認できるようにしておけば、後から意見が食い違うことを減らせます。
初回相談の時点で担当者が決まっていなくても構いませんが、正式に制作を進める前には、誰が連絡や確認を担当するのか整理しておきましょう。
ホームページ制作で必要になる情報と素材
ホームページに掲載する内容が決まったら、必要な情報や素材を準備していきます。
主に必要になるのは、会社概要や事業内容などの情報、ロゴや写真、掲載する文章です。すでにホームページがある場合は、現在のサイトに関する契約情報も確認しておきましょう。
| 準備するもの | 具体例 | 準備するタイミング |
|---|---|---|
| 会社の基本情報 | 会社名・所在地・連絡先・事業内容 | ページ構成を決めるとき |
| 画像素材 | 会社ロゴ・店舗や現場の写真・商品写真 | デザイン制作に入る前 |
| 掲載する文章 | 会社紹介・サービス説明・代表あいさつ | ページ制作が進むまで |
| 既存サイトの情報 | サイトURL・ドメイン・サーバーの契約先 | リニューアルの相談時 |
準備する順番は制作会社によって異なります。手元にある資料を先に共有し、不足しているものを相談しながら整理する方法でも問題ありません。
会社概要と事業内容がわかる資料
ホームページには、会社名や所在地、連絡先といった基本情報が必要です。
会社概要として掲載する項目には、次のようなものがあります。
- 正式な会社名・屋号
- 所在地・電話番号・営業時間
- 代表者名・設立年月
- 事業内容・取り扱う商品やサービス
- 対応エリア・営業地域
すべての項目を掲載する必要はなく、会社の業種やホームページの目的に応じて選びます。
事業内容については、どのような仕事を依頼できるのかが伝わる情報を用意しましょう。
たとえば建設会社なら、対応している工事の種類や施工エリア、これまでに手がけた工事などです。飲食店ならメニューや営業時間、店舗の所在地といった情報が中心になるでしょう。
すでに会社案内やパンフレット、名刺があれば、それらも資料として活用できます。文章を一から書き起こす前に、社内にある情報を確認してみてください。
ロゴや写真などの画像素材
ホームページのデザインには、会社のロゴや写真などの画像素材も使います。
店舗や事務所の外観、スタッフの仕事風景、商品や施工実績の写真などがあれば、事業内容を具体的に伝えやすくなります。
まずは、スマートフォンや社内のパソコンに保存している写真を整理してみましょう。印刷物に使用したロゴのデータが残っていないかも確認しておくと便利です。
写真が不足している場合は、新たに撮影するか、用意できる素材を使って制作するかを相談できます。撮影を制作会社に依頼する場合は、追加費用がかかるか確認しておきましょう。
なお、人物が写っている写真や、お客様の建物・施工現場の写真を掲載する際は、必要な掲載許可を確認してください。
写真やロゴがそろっていなくても、まずは何が用意できるかを伝えることが大切です。
ホームページに掲載する文章
ホームページには、会社紹介やサービス説明などの文章が必要です。
ただし、依頼者がすべての原稿を完成させなければならないとは限りません。
制作会社によっては、提供した資料やヒアリング内容をもとに文章を整えてくれる場合もあります。一方、原稿作成が別料金だったり、依頼者側で完成した文章を用意する契約だったりすることもあります。
まずは、掲載したい情報を箇条書きで整理する方法でもよいでしょう。
たとえば、事業内容の紹介なら「対応できる仕事」「得意な分野」「対応エリア」「お客様によく聞かれること」を書き出すと、文章を考える材料になります。
原稿作成をどこまで任せられるかは、見積もりの段階で確認しておきたい項目です。
また、制作会社が文章を作成した場合でも、事業内容や料金、営業時間などの情報が正しいかは、公開前に自社で確認しましょう。
既存サイトがある場合の契約情報
すでにホームページを持っている会社がリニューアルする場合は、現在のサイトに関する情報も必要です。
まずはホームページのURLと、ドメイン・サーバーをどこで契約しているのかを確認しておきましょう。
現在のホームページを制作した会社が管理している場合は、契約内容や管理担当者がわかるだけでも相談の手がかりになります。
特に、会社のメールアドレスで独自ドメインを使用している場合は注意が必要です。ホームページの移転に伴って設定を変更すると、内容によってはメールの利用にも影響するため、現在の利用状況を制作会社に伝えておきましょう。
管理画面のログイン情報などは、実際に必要になった段階で、安全な方法を確認して共有すれば十分です。
契約先がわからない場合は、その状況をそのまま相談してください。調査や移管に対応できるかは、制作会社に確認しましょう。
ホームページ制作の依頼から公開までの流れ
必要な情報を整理したら、実際にホームページ制作を依頼する流れも把握しておきましょう。
一般的には、相談・見積もり・契約を経て、サイトの構成やデザインを決め、制作と確認を行ってから公開します。
| 手順 | 制作会社が行うこと | 依頼者が行うこと |
|---|---|---|
| STEP1 相談・ヒアリング | 目的や希望を聞き取り、制作内容を整理する | 作りたい理由や困りごとを伝える |
| STEP2 提案・見積もり・契約 | 制作範囲・費用・スケジュールを提示する | 見積もりと契約条件を確認する |
| STEP3 構成・デザインの決定 | ページ構成やデザインを提案する | 内容を確認し、希望や修正点を伝える |
| STEP4 素材準備・制作 | 原稿や画像を使ってページを制作する | 必要な情報や素材を提出する |
| STEP5 公開前の確認 | 表示や機能をテストし、必要な修正を行う | 掲載情報や問い合わせ機能を確認する |
| STEP6 公開・運用開始 | ホームページを公開し、契約範囲に応じてサポートする | 更新方法や管理担当を確認する |
実際の進め方は制作会社やサイトの規模によって異なり、原稿の準備とデザイン制作を並行して進める場合もあります。
依頼者が特に意識したいのは、制作の途中にも確認や情報提供が必要になることです。
たとえば、デザイン案が届いたら、会社のイメージに合っているか、必要な情報が見やすく配置されているかを確認します。掲載内容に不足があれば、この段階で伝えておくとよいでしょう。
公開前には、会社名や住所、電話番号などに間違いがないかを確認します。問い合わせフォームがある場合は、実際に送信し、指定したメールアドレスに通知が届くかも確かめておきたいところです。
公開後についても、誰が情報を更新するのか、不具合が起きたときはどこに連絡するのかを決めておきましょう。
制作会社へすべて任せきりにする必要も、自社ですべて対応する必要もありません。各工程でどちらが何を担当するのかを共有しておくことが、スムーズに制作を進めるポイントです。
そのまま使えるホームページ制作の準備メモ
ホームページ制作を相談するときは、希望や現在の状況を簡単なメモにまとめておくと便利です。
立派な企画書を作る必要はありません。次の項目をコピーして、わかるところから記入してみてください。
ホームページ制作の相談メモ
会社名・屋号:
(例:株式会社〇〇)
ホームページを作りたい理由:
(例:取引先が会社名を検索したときに事業内容を確認できるようにしたい)
見てほしい人:
(例:岐阜県内の取引先や工事を依頼したいお客様)
掲載したい内容:
(例:会社概要・事業内容・施工実績・お問い合わせ)
予算の希望:
(例:15万円前後を希望。難しければ相談したい)
公開したい時期:
(例:来年の春まで。具体的な日程は未定)
参考にしたいホームページ:
(例:参考サイトのURLと、気に入った部分)
手元にある写真や資料:
(例:会社案内のパンフレット・施工写真・ロゴ)
相談したいこと・まだ決まっていないこと:
(例:ホームページに載せる文章を自分で書けるか不安)
すべての項目を埋める必要はありません。わからないところは「未定」と書いておけば大丈夫です。
このメモは、メールで問い合わせる際に使っても、打ち合わせで話す内容を整理するために使っても構いません。
複数の制作会社に見積もりを依頼する場合にも、同じ情報を共有すれば、提案された内容や費用を比較しやすくなります。
準備が全部そろっていなくても制作会社に相談できる
ホームページを作りたいと思っていても、予算やデザイン、掲載する内容まで具体的に決められないことはあります。
「何ページ必要なのかわからない」「文章や写真がまだない」という状態でも、まずは制作会社に相談してみましょう。
初回相談では、現在困っていることや、ホームページを作ろうと思ったきっかけを伝えるだけでも話を始められます。必要なページや準備する素材は、制作内容を考える中で整理していくことも可能です。
もちろん、制作会社によって相談時に必要な情報や対応範囲は異なります。どこまで準備すればよいかわからなければ、その点から確認するとよいでしょう。
TURTUNEでも、ホームページの専門知識があることを前提にせず、お客様が何を実現したいのかを一緒に考えることを大切にしています。
難しい資料を作ることより、まずは普段の言葉で希望や困りごとを伝えていただければと思います。
まとめ|ホームページ制作の準備はできることから始めよう
ホームページ制作を依頼する前には、作りたい理由や予算、公開時期などを整理しておくと、制作会社との相談が進めやすくなります。
会社概要や写真、掲載する文章などは、制作する内容に合わせて準備できるものもあります。今回紹介した準備メモを使い、まずはわかる範囲で情報を書き出してみてください。
すべての準備が整うまで相談を先延ばしにする必要はありません。
TURTUNEでは、ホームページ制作を15万円からご案内しています。「何から始めたらよいかわからない」という段階でも、必要な情報や制作内容を一緒に整理していければと思います。
✏️ この記事を書いた人
よしだ
フリーランスのライターとして5年間活動。 代表とは高校からの友人。 趣味はサッカー観戦と料理。 毎週末、深夜に遠く離れたロンドンの赤いチームへ声援を送っているので月曜はグロッキー。 家にぬいぐるみが300体以上あり、生態には不明な点も多い。
